床の間の畳を作る(床上敷編)
床の間の畳のご注文をいただきまして、制作しております。
今回のお宅の床の間は厚みが5~6mmと薄いので、手縫いで作った置くタイプの床上敷です。龍鬢表(りゅうびんおもて)という最初から黄色い床の間専用の表を、下地のゴザに縫い付けていきます。
![](https://harikaenomise.com/wp-content/uploads/2020/01/DSCN0290.jpg)
下地のゴザを縦方向にして、ジワリジワリと龍鬢表を張って仮止めし固定します。同時に紋縁(もんべり)をへり下紙と一緒に縫っていきます。
![](https://harikaenomise.com/wp-content/uploads/2020/01/DSCN0282.jpg)
![](https://harikaenomise.com/wp-content/uploads/2020/01/DSCN0293.jpg)
へりを折り返して紋が出るよう押さえていきます。
![](https://harikaenomise.com/wp-content/uploads/2020/01/DSCN0300.jpg)
裏返して表面に縫い糸が出ないよう、確認しながら下地のゴザに縫い付けていきます。
![](https://harikaenomise.com/wp-content/uploads/2020/01/DSCN0307.jpg)
完成です。あとは、うまく現場で収まることを祈るだけです。寸法通りに作りましたが、何年していても現場でキッチリ入るまでは心配です。