1. 畳床の違い

 畳床は現在、わら床・ポリスチレンフォームサンドイッチ床・建材床があります。

 近年では新築・リフォーム物件で建材床を多く使用する傾向にありますが、築数十年の畳の入替え工事の際などはサンドイッチ床タイプも多く使用されます。

建材床の長所は木質ボードを使用しているためダニ等の発生が少なく、厚み調整ができ軽量、価格も安価に抑えることが可能です。入れ替え直後などは畳床の構造上、足触りがわら床に比べて少々硬く感じることがございます。

昔ながらのわらを使用した畳床は、適度な足触りと重量があり耐久性・吸湿性に優れます。ダニの発生には、防虫紙(畳内部用)で畳床を包み込み、対応します。

 畳床は、お部屋の使用度、床板・床下の状態、不陸(段差)等の具合を確認して用途に合ったものを選ぶことが大事です。

畳床の種類

畳の断面図 建材床2型タイプ
建材床2型タイプ
わらサンド タイプ
わらサンド タイプ

畳の断面図 建材床3型タイプ
建材床3型タイプ
畳の断面図 稲わら床
稲わら床

防虫シート加工

防虫シート加工
畳床がわらの場合、表と床の間に防虫紙を入れて畳床を包み込みます。

2. 畳床選び

 畳床は、畳としての機能、性能を決定づける最大の選択ポイントです。

 それは、畳としての善し悪しを決める最も重要な芯材にあたる部分だからです。

 昔ながらのワラを使ったものや、木質系ボードを使ったものなど種類が豊富ですが、新畳の場合、お部屋の使用目的などによってそれに適した床材を選ぶ必要があります。

 特に入替え工事の場合は、原状敷かれている畳床・床下などの状態を確認し、どのタイプの床材がお部屋に適切かを判断しなければ、後々不具合の生ずる恐れがあります。

わからない場合は、担当者がカットサンプルを持参しご説明・アドバイスさせていただきますので、ご安心ください。

一般的な畳床の種類、構造、特徴を☆印で表示します。

構造種類重量足あたり吸湿性防虫性耐久性価格
わら床
55mm
★★★★★★★★★★★★★★★★★
わらサンド床
55mm
★★★★★★★★★★★★★★
建材3型床
45~55mm
★★★★★★★★★
建材2型床
45~55mm
★★★
バリアフリー床
13~18mm
★★★★★★

3.畳の下に敷く防虫紙

 ご希望で、畳の下に防虫紙を敷き込むこともできます。(有料)
 床下から害虫が入りにくくなり、またすき間風の対策にもなります。
 お部屋の寸法に合わせてシートをカットしますので、見た目にも美しく衛生的です。
 畳の新調で入れ替えの際、床の大掃除も兼ねて防虫紙を敷き込むと、気分もリフレッシュします。

赤穂 相生 上郡 備前 | 畳 襖 障子 はりかえの店0791-48-7076定休日〔 日曜・祝日 〕

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