床の間の畳を作る(床板編)

 床の間の畳にも作り方が色々ありますが。今回は床板に張り付けるものです。

 床の間に合わせて作った下駄の様な形をした板の土台に、床の間用の上敷を縫い付けていきます。

 まずは床上敷を縫う作業。龍鬢表(りゅうびんおもて)という床上敷専用の黄色い表に、紋縁(もんべり)を縫い合わせていきます。

 今回の紋縁は「白中紋(しろちゅうもん)」。紋縁の中では基本となるものです。

 上敷が出来たら、次は床板に張って縫っていく作業です。。

床板の裏面はこんな感じ・・。

下駄みたい。

 下駄のような下地になった床板ですが、両端の根太には約5cm間隔で細い溝が切られています。この溝に縫い糸を引っ掛けながら縫っていきます。

 傷んだ床畳が・・・

 綺麗に蘇りました。

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