柔道畳の表替え
柔道畳の修繕依頼で、表替えのご注文をいただきました。
現状は比較的良い状態だったので表替えが可能でしたが、通常柔道畳はできるだけ長く使ってから新調されることが多いです。畳の上で人を叩きつける・抑え込む・強く踏ん張る・といった柔道技の激しさには、普通のい草の畳ではもちません。よって使用する畳材も大変特殊なものになります。
「畳表」は分厚い布の裏地にナイロン樹脂が表面にコーティングされた特殊な柔道畳用のものです。表面にイ草風の筋模様が付いており、滑りにくい材質です。最近ではカラフルなものもありますね。
「畳床」は昔はわら床でしたが、現在は建材床の上部にクッション材を縫い込んだもので、衝撃を吸収する構造になった床材が主流です。公共工事の現場では色々と細かな仕様もあります。
今回はわら床でしたが、張替え出来ました。
