障子を貼る前に
障子のはりかえも襖と一緒で貼る前の処理に手間がかかります。
まずは水洗い。物によって違いますが。建具から茶色いアクがでてきて、洗い流すと建具が多少白くなります。十分に乾燥させてから貼っていきます。
障子紙にも普通紙からナイロン系の入った破れにくい紙と色々種類がありますが、一般住宅では破れにくい紙で希望される方が多いです。ただ、障子の位置によっては、貼る紙にも向き不向きがあります。
ナイロン系が強い紙ほど破れにくいですが、突然の雨や結露などで棧が濡れると糊の接着力が弱まると同時に、障子紙が収縮して下の方から弾いて剥がれやすいです。年中日が差している2階の窓などは、建具が乾燥しやすく糊も劣化し、接着力も弱くなるので剥がれやすいです。
普通紙向きのところ、ナイロン系の使えるところ、貼る場所によって紙を選ぶ必要があります。
障子紙を貼り、1日しっかり乾燥させて最後に水霧すれば完成~納入です。
貼る紙の選別は、お見積りの際に現状確認させていただき、後の不具合が極力でないよう見極めながらオススメをしております。