畳縁(へり)の違い
畳のへりは数百種あります。(材質、綿100%・綿50%+ナイロン50%・ナイロン100%など)昔ながらのものでは、純綿の無地が座敷・客間等によく使用され、最近ではナイロン地のカラフルな無地や柄物が多く使用されております。
綿100%の無地は高価なものが多く、落着きと高級感がありますが、日焼けにより変色する短所があります。 ナイロン地のものは変色しにくく丈夫ですが、熱(タバコの火など)に弱い短所があります。
お部屋の雰囲気を変えてリフレッシュしたい方には、畳のへりは重要なアイテムだと思います。当社が持参する数十種類の見本帳の中から、お好みの畳縁をお選びください。
畳縁
有職縁(ゆうそくべり)
「有職(ゆうそく)」とは、公家・武家などの行事、儀式、官職等に関係する知識、それの詳しい者のこと・・という意味があります。今でこそ普通に使われている「畳」ですが、古い時代は位の高い人のみが用いることのできる貴重品だったとされています。
シンプルな美観で座敷に風趣を与え、安定感を感じさせる「畳縁」
もとは仏教伝来とともに朝鮮から伝わってきた繧繝錦(うんげんにしき)という織物を用いたのが始まりで、それをもとに綾地の織物に菊花や雲形をあらわすようなったのが今日の有職に用いられている繧繝縁(うんげんべり)や高麗縁(こうらいべり)です。
「畳縁」は、古い時代に身分によって色柄が定められたり、家格によって紋様が決まっていたこともあって、繧繝縁は主に神社、高麗縁は主に寺院仏閣で、いまなお使われています。
繧繝縁
高麗縁
一般住宅のお座敷の床の間には、龍鬢表(りゅうびんおもて)に高麗紋縁を付けます。現代では「畳縁」に昔ほどの特別な意味をもって使われておりませんが、床の間の有職縁(高麗紋縁)は格式空間としてのお座敷に、風格と高級感を加えるものとして役立っています。
赤穂 相生 上郡 備前 | 畳 襖 障子 はりかえの店0791-48-7076定休日〔 日曜・祝日 〕
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